とあるインターネット放送番組で、m-floの☆Taku Takahashiさんがとても興味深い映像を紹介していました。それは、幼稚園でDJプレイする様子です。この映像は、DJ Kazuhiro Aboさんが園児たちの前でDJプレイをしていきます。子どもたちは、音楽にのって徐々に体を動かしハチャメチャになっていく、とても楽しげな様子を見ることができます。そして、その番組では「なぜ大人たちは踊らなくなったのか」について議論を進めていました。
この映像にあるのは、子どもたちの「自由さ」です。思うままに飛んだり、跳ねたり、寝転んだり。くっつこうが離れようが、何も制限のない中で自由に体を動かしています。在るのは、音楽と場所だけです。


2011年から小学校では、カリキュラムにダンスを取り入れ実施しています。正確には、低学年で‘表現遊び’と‘リズム遊び’を行う「表現リズム遊び」、中学年では‘表現’と‘リズムダンス’の「表現運動」、高学年は‘表現’と‘フォークダンス’の「表現運動」という構成です。授業の様子を実際に見たことはないのですが、文部科学省の参考映像が同じくYouTubeにアップされています。

低学年の行う「表現リズム遊び」では、子どもたちは、例えば、動物や昆虫などになりきって体を動かし、それを表現します。詳細は、文部科学省の指導要領に解説されていますが、この映像を見ていくうちに、若干の違和感を覚えました。その理由は、子どもたちがあまりにも型にはまり過ぎていて、どれほどの「自由さ」があるのかと。

外国人がこの「表現リズム遊び」の映像を見たら、おそらく驚くだろうと想像します。集団的だと。盆踊りもよさこいもAKBにも型(振り)があり、集団性もあります。協調か同調なのか、日本人は、それを好む傾向にあるようです。一方、ダンスミュージックの流れるクラブでの踊りに型や振りなどありません。人それぞれ勝手気ままに自由に踊ります。日本でダンス・クラブミュージックが海外のように流行らず、また、クラブも減少し、そこで踊ったこともない若者も多いと聞きます。このまま、日本人は、踊らなくなるのでしょうか。自由な気持ちを持って。